ネズミが入りやすい家
ネズミが好む住環境
ネズミは、壁の穴や配管の隙間などから家の中へ侵入し、ひと目につきにくく暖かい場所に、ティッシュペーパーや人の衣類、ビニールなどを使って、巣を作る傾向があります。そして人間が食べる物はもちろん、生ゴミから植物にいたるまで何でも口にします。散らかった環境がネズミにとっては最高の住環境なのです。
ネズミの住めない環境を作る
- ネズミのエサになるようなものを放置しない。
- 壁の穴、配管のすき間などはふさぎ、排水溝などはネズミが入り込めない構造にする。
- 巣を作らせないように、巣の材料となるもの(紙や布、ビニール)を放置しない。
エサになるようなものは
放置しないようにしましょう
整理・整頓はネズミが住みづらい環境を
作ります
生ゴミはネズミにとって大のごちそうです
フタ付きのゴミ箱に入れましょう
食材はかじられないように工夫しましょう
ネズミの被害
ネズミは「気持ちが悪い」「不安で眠れない」などの精神的被害や「イエダニをばらまく」「病原菌を媒介する」などの衛生被害、「ガス管や家具をかじる」「保存食品を食べられる」などの物理的被害をもたらします。
■精神的被害
夜、天井裏を走り回ることによる不眠、また身近にネズミがいるということからの不安感や不快感を与えます。
■衛生的被害
ネズミやネズミの糞が持つ病原菌により、食中毒や感染症がひきおこされることがあります。ネズミに寄生するイエダニが人を刺し、猛烈なかゆみを与えます。ネズミにかまれた傷から感染症にかかるおそれがあります。
■物理的被害
食品、家具などをかじって損害を与えます。電気配線やガス管をかじり、停電や火災の原因をつくるおそれがあります。
ネズミは大変すばしこい生き物なので、見つけても追いかけて捕まえることはできません。ネズミを見かけたり、ネズミが食品や電気コードなどをかじったような跡を見つけたら、被害が拡大する前に、専用の薬剤や捕獲器などを使って駆除することをおすすめします。
駆除の方法
駆除方法には、主に「殺そ」、「捕獲」、「忌避」などがあります。
それぞれの方法を使い分けることで、ネズミ駆除が一層スムーズになります。
ネズミは学習能力が非常に高いといわれています。そのため同じ方法を繰り返していると、ネズミも学習をして思うような効果を期待することはできません。ネズミ駆除をする際は、そうしたことを考慮して工夫するとよいでしょう。
ネズミは、住宅のほんのわずかな隙間から出入りします。
夜行性なので滅多に出会うこともありません。
いったい昼間はどこに隠れているのでしょうか。